隠れ花粉症に注意
最近の調査によると花粉症のアレルギー反応は、鼻や目に限らず、全身症状として現れることがわかってきました。
喉や口腔内が痒くなったり、気管支が炎症を起こしたりしている人もいます。症状も鼻水や涙といった症状に限らず、頭痛や発熱、悪寒といった風邪に似た症状を訴えるものから、身体のだるさ、眠気やあくびという倦怠感、息が苦しいとか疲れやすいといった、ともすればうつ病や自律神経失調症と間違えられかねない症状を訴える場合まであります。
誤った判断により間違った薬を飲み続けている可能性もあるのです。症状が改善しない場合は花粉症の可能性もありますので、おかしいと思ったら専門医を受診することをお勧めします。
また、花粉症は大気汚染との影響から都会に多いとされていましたが、最近は地方と言えども油断はできません。また、果樹の花粉による花粉症も多く報告されているので、農家などは職業病ともいえる深刻な問題になりつつあります。
少し前まで、スギ花粉症患者は成人女性が多いとされていました。お年寄りは長年の食生活や生活環境などにより、アレルギー疾患は出にくいと考えられていました。
また、アレルギー反応は身体の免疫反応が過剰に出ていることから、免疫力の落ちた高齢者はかかりにくい、とされていたのです。しかし、花粉症の高齢化も問題になっています。
寝たきりのお年寄りが家庭内の花粉に反応してしまうこともあります。お年寄りの場合、不調があっても我慢してしまうことが多いので、周りの人が気づいて早めに医師に受診するように促すなどの配慮が大切です。